
こんにちは。エンタレです。
藤井風さんの「きらり」MV、めちゃくちゃカッコいいですよね!特にバイクで颯爽と走るシーンは印象的で、「あのバイクの車種は何だろう?」「値段はいくらくらい?」って気になった人も多いんじゃないでしょうか。
この記事では、そんな藤井風さんのバイクに関する疑問を徹底的に調査しました。
きらりMVに登場するバイクの車種やカスタム内容、気になる値段の相場はもちろん、撮影のために免許を取得したという裏話や、青春病MVに出てくるサニトラ、そしてMVのロケ地にいたるまで、ファンなら知っておきたい情報をギュッとまとめています!
藤井風のバイク、「きらり」MVの車種を特定

まずは、みんなが一番気になっている「きらり」のMVに登場した、あのクールなバイクの正体に迫ります。ベースとなった車種から驚きのカスタム内容、ライバル車との比較まで、詳しく見ていきましょう!
きらりMVのバイク車種はホンダCB400SS
結論から言うと、藤井風さんが「きらり」のMVで乗っているバイクの車種は、ホンダの「CB400SS」です。
ただし、ただの市販車ではありません。このバイクは、埼玉県川口市にあるカスタムショップ「Motorcycles Barn」さんが手掛けた、世界に一台だけのワンオフ(一点物)カスタムバイクなんです。
つまり、MVに登場するバイクはメーカーの標準モデルではなく、藤井風さんのMVの世界観を表現するために、熟練の職人さんが特別に作り上げた「作品」というわけですね。
バイクの値段は?中古市場での価格相場
「あのバイク、いくらで買えるの?」と気になる方も多いと思いますが、MVのバイクは完全なワンオフカスタムのため、残念ながら同じものを購入することはできず、値段も付けられません。
ただ、ベースとなった「ホンダ CB400SS」の中古車価格なら相場があります。
【ホンダ CB400SSの中古車価格相場】
約50万円~100万円以上
CB400SSは2001年から2008年まで生産されたバイクで、発売当時はライバル車の影に隠れて「不人気車」扱いされることもあり、比較的安価でした。
しかし、近年はその希少性や信頼性の高さから人気が再燃し、中古車価格はかなり高騰しています。特に、2003年以降のモデルに搭載された「セルスターター」付きの車両は人気が高く、状態の良いものだと当時の新車価格を上回ることも珍しくありません。
【注意】
上記の中古車価格はあくまで目安です。車両の状態や年式、カスタムの有無によって価格は大きく変動します。購入を検討する際は、必ず信頼できるバイク販売店に相談し、車両の状態をしっかりと確認してください。
職人技が光るワンオフのカスタム内容
このバイクが特別なのは、その徹底したカスタムにあります。制作者である「Motorcycles Barn」さんのブログによると、まさに「動く彫刻」と呼ぶにふさわしい、細部へのこだわりが詰まっています。
主なカスタムポイントをまとめてみました。
- フレームからの再構築: 単なるパーツ交換ではなく、一度全ての部品を分解して再構築する「フレームアップ」という手法で、フレームからエンジン、ホイールまでほぼ全てがペイントされています。
- シートレールの加工: 純正フレームの一部を切断し、地面と平行なフラットなフレームを新たに制作。後端はU字型の「ループフレーム」に仕上げられ、美しい水平ラインを生み出しています。
- 灯火類の統合: LEDテールランプをループフレームの内部に埋め込むことで、リア周りを非常にスッキリとした印象にしています。
- エンジンの美観: エンジン全体をブラックに塗装した後、冷却フィンや「HONDA」のロゴ部分を削り出し、金属の地金を露出させることで美しいコントラストを演出しています。
- 特注のシートとエンブレム: 新造フレームに合わせて、縦タックロールが施されたワンオフシートを装着。燃料タンクのホンダエンブレムは、MV撮影のために特別に取り付けられたものだそうです。
これらのカスタムは、MVという映像作品の中で最も美しく見えるように計算し尽くされています。まさに職人技の結晶ですね。
| 部位 | カスタム内容 |
|---|---|
| フレーム | 純正シートレールを切断し、フラットなサブフレームとループフレームを新規製作 |
| シート | ワンオフ(特注)のタックロールシート |
| エンジン | ブラック塗装後、冷却フィンとHONDAロゴを削り出し加工 |
| 灯火類 | LEDテールランプをループフレームに埋め込み |
| 操作系 | 純正トップブリッジをカットしフラット化 |
| 塗装 | フレーム、エンジン、ホイールを含むほぼ全ての部品を再塗装 |
| その他 | MV撮影用にホンダのタンクエンブレムを追加 |
ライバル車SR400との違いを比較
400ccのクラシックな単気筒バイクといえば、ヤマハの「SR400」が有名です。CB400SSはこのSR400のライバルとして登場した経緯があり、両者を比較するとCB400SSの魅力がより際立ちます。
一番の違いは「乗り味」です。
SR400が「ドコドコ」という荒々しい振動、いわゆる「鼓動感」が魅力なのに対し、CB400SSはエンジンにバランサーが内蔵されており、不快な微振動が少なくスムーズで洗練された乗り心地が特徴です。
また、SR400が最後までキックスタートのみだったのに対し、CB400SSは後期モデルでセルスターターを採用した点も大きな違いですね。
SR400には長年培われた絶対的なブランドイメージがありますが、CB400SSは良い意味で「白紙のキャンバス」に近い存在でした。だからこそ、藤井風さんの世界観を完璧に投影した、唯一無二の「藤井風のバイク」を生み出すことができたのかもしれません。
| 項目 | Honda CB400SS | ヤマハ SR400 |
|---|---|---|
| エンジンフィール | スムーズでレスポンスが良い | 荒々しく力強い「鼓動感」 |
| 始動方式 | キック&セル(2003年以降) | キックのみ |
| 振動 | バランサーにより少ない | 大きく、それが特徴とされる |
| カスタムパーツ | 比較的少ない | 非常に豊富 |
| ハンドリング | 軽量で軽快 | 安定感のある伝統的な乗り味 |
藤井風とバイク、免許取得やロケ地の裏話

バイクの正体がわかったところで、次は藤井風さんとバイクにまつわるエピソードを深掘りしていきます。MV撮影の裏にあったドラマや、他の作品に登場する車、そしてファンなら一度は訪れたい「聖地」まで、気になる情報をお届けします!
MV撮影のためのバイク免許取得秘話
実はこのMV撮影、かなりスリリングなスケジュールで進められていたようです。
バイクを制作した「Motorcycles Barn」さんのブログによると、MVの撮影日は先に決まっており、「藤井風さんの免許取得が先か、バイクの完成が先か」という、まさに時間との戦いだったとのこと。
結果的には「お互いにギリギリでなんとかなりました」と語られており、無事に撮影ができたのは奇跡的だったようです。
【藤井風の「本物」へのこだわり】
藤井風さんは、後の楽曲「花」のMVでも、運転シーンを自ら演じるために多忙な中で自動車免許を取得しています。スタントに頼らず、自らその行為を「本物」として実行する。この芸術に対する真摯な姿勢が、彼の作品に深い説得力を与えているんですね。
彼が自ら免許を取ってバイクを運転しているからこそ、あの疾走シーンが楽曲のテーマである「自由」や「解放」とリンクし、私たちの心に強く響くのかもしれません。
青春病MVに登場するサニトラも話題に
藤井風さんのMVに印象的な乗り物が出てくるのは「きらり」だけではありません。
「青春病」のMVでメンバーを乗せて走るヴィンテージなピックアップトラックも、ファンの間で話題になりました。この車は、日産の「サニートラック(通称:サニトラ)」だと特定されています。
現代的な感性を持つアーティストが、ノスタルジックな魅力を持つレトロな機械を作品に取り入れる。このスタイルは、藤井風さんの美学の一つと言えそうですね。
バイクが駆け抜けるMVのロケ地は幕張
「きらり」のMVで、藤井風さんがバイクで駆け抜けたり、ダンスをしたりしているあの美しい街並みは、千葉県千葉市美浜区にある「幕張ベイタウン」で撮影されました。
統一感のある西洋風の街並みが特徴で、映画やCMのロケ地としても頻繁に使われる場所です。
ファンの間ではすでに「聖地」として特定が進んでおり、特にMVに登場する「打瀬二丁目公園」や、背景に映る特徴的なピンク色のビル周辺は、多くの人が訪れる巡礼スポットになっています。
【聖地巡礼する際の注意点】
幕張ベイタウンは、実際に多くの方が生活している住宅街です。聖地巡礼で訪れる際は、住民の方々の迷惑にならないよう、騒音や撮影のマナーには十分配慮しましょう。
まとめ:藤井風のバイクが持つ特別な意味
今回は、藤井風さんの「きらり」MVに登場するバイクについて、車種の特定からカスタム内容、そして撮影の裏話まで詳しく解説しました。
あのバイクの正体は、カスタムショップ「Motorcycles Barn」が手掛けたワンオフの「ホンダ CB400SS」でした。それは単なる乗り物ではなく、藤井風さんの音楽の世界観、そして「本物」を追求する彼の芸術家としての姿勢そのものを象徴する、特別なアイコンと言えるでしょう。
MV制作の裏にあった免許取得のドラマや、ロケ地の情報などを知ることで、改めて「きらり」という楽曲やMVの魅力が深まったのではないでしょうか。
これからも、藤井風のバイクは、彼の物語の一部として多くのファンに語り継がれていくはずです。




